カルシウムの体内比率」

命の炎カルシウム

私たちの体内には体重60kgの人で、約1kgのカルシウムがあるといわれています。

その内の99%が206本の骨と32本の歯に含まれています。残りの1%が機能カルシウムと呼ばれて血液・体液・細胞の中に、一定の比率で含まれています。

このわずか1%のカルシウムが私たちの生命を動かしているのです。人間の血液・体液のpHは、常に7.35~7.45の弱アルカリを維持しています。この調節をしているのがカルシウムなのです。

経口(口から入る)カルシウムが不足すると、副甲状腺ホルモンが骨からカルシウムを溶かし出して、このpHを維持してくれます。この機能(酸塩基平衡)がなければ人間は生さてさえいけないのです。

その他にもカルシウムは筋肉の収縮・神経の伝達に必要不可欠です。さらに免疫機能の強化・脳や精神的な分野にも影響しています。

カルシウムは骨(1億):血液・体液(1万):細胞内(1)の比率で体内に存在します。この絶妙のバランスが私たらの生命活動を維持しているのです。

カルシウムが「生命の炎」と呼ばれているのは、このような大切な働きをしているからなのです。