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海底のサンゴ

風化造礁サンゴ

サンゴというと植物のように見えますが、卵もあり、卵子のときには一定期間浮遊し口から排泄物を出す刺胞動物のひとつです。

サンゴには数百の種類があり、浅い海底に生息するものと深海に生息するものがあります。そのため、浅瀬のサンゴは造礁サンゴ、深海のサンゴは非造礁サンゴと呼ばれています。

「風化造礁サンゴ」は、造礁サンゴが長い時間をかけて波の浸食作用でバラバラに破壊され海底に堆積した砂状の化石です。沖縄県と環境省が指定した海域でのみ、この風化造礁サンゴが採掘されています。

優れたサンゴの有効成分

風化造礁サンゴの主成分は炭酸カルシウムとマグネシウムなどですが、特に炭酸カルシウムは水に溶けやすく吸収の良い種類であることがわかっています。

その含有量も炭酸カルシウムが34~40%マグネシウムが2.0~5%と非常に多く、一般的にカルシウム剤として使用されているカキ殻がカルシウムが36%前後、マグネシウムが0.5%以下と言われていますから、特にマグネシウムの含有量は注目に値します。

マグネシウムはカルシウムの吸収にも、人体の細胞活動でカルシウム、ナトリウム、カリウムの相互作用にも不可欠のミネラルです。風化造礁サンゴは、これらを豊富に含む天然の資源で、環境破壊とは無縁の貴重な天然資源です。

弊社では、せっかくの素材を熱によって変質させることのないよう、殺菌に必要な最低限の熱処理でとどめた、「未焼成サンゴ」を使用しています。